建設業労災加入ナビ

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一人親方は建設業労災保険に入れず!?

建設組合より、一人親方は建設業労災保険に加入できないという記事があります。保険はあくまで会社の従業員用であり、労働者に対しての補償を目的としているとの事。ご自身が事業主の場合は「一人親方」となり、保険加入はできないそうです。では一人親方に何か事故が起きた場合はどうしたらいいのでしょうか?その場合は、国は労働者ではない一人親方に対して、「一人親方労災保険特別加入制度」なるものの加入を認めているそうです。

漢字ばかり並んで難しい言葉ですが、果たしてその内容はどうなのでしょうか?そもそも、複数名いる労働者と一人親方は、作業内容は同じなのではないでしょうか?わざわざ分ける必要性があるのか疑問にも思います。

一人親方労災保険特別加入制度ですが、その内容は通常の労働者よりも補償内容が手厚くなっているような気がします。内容は、1、掛金が全額保険料控除の対象、2、業務上に起こった事故などの治療費や入院費などは自己負担額ゼロ、3、傷病、怪我が完全に治るまで給付金がもらえる、4、休業に関する補償は給付基礎日数の80%補償。ほかにもいくつか、労働者との違いがありますが、補償内容は明らかに一人親方の方が手厚いようなきがします。

もちろん労働者と一人親方では細かい仕事内容や請け負う責任が違いますので、大変な部分はあるかと思います。これから建設業界で働く若者は将来性を見据え、保険内容も大きくかかわってくると思います。

労働者として長く働くか、事業を立ち上げ一人親方になるか、労災保険内容もしっかり確認するべきだと思います。