建設業労災加入ナビ

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自分の身を守る労災保険

数年前、実家の自宅を大幅にリフォームしました。バリアフリーにしたりキッチンを入れ替えたり、外壁を塗装したりとかなり大掛かりな工事になりました。

そもそもなぜリフォームすることになったのかというと、地元の工務店に知り合いの人が勤めていて前々から勧められていたのを、祖母を引き取るタイミングで実行したのです。

工事前の打ち合わせにはいつも同じ営業マンが来ていました。実際の作業になるといろいろな職人さんが家にやって来ます。そして職人さん同士は知り合いもいれば初めての人もいるようでした。父は会社勤めの感覚でしたから、家に作業に来る人たちを工務店の社員と思っていたようで、そうではないことを知ると若い職人さんたちにいろいろと質問をし始めました。

私もその場にいたのですがそこで初めて一人親方という言葉を聞きました。なんでも正社員としてではないものの、主にその工務店から工事を依頼されている会社に出入りしている個人事業主の一人であるということでした。年金は国民年金で、保険は国民健康保険と自分で加入した一人親方用の労災保険があると、その職人さんは言いました。

考えてみれば工務店は色々な業種の職人さんを常に正社員として抱えているのは、よほど大きな工務店でない限り大きな負担になることでしょう。必要な時には来てくれ、自分で保険も年金も労災保険もやってくれる職人さんを使った方がコストを抑えられます。

実家のリフォームを機に社会システムの一端を見た気がしました。